上司が珍しく奢ってくれるというので、仕事終わりに飲みに行った。競馬で勝ったらしく気の大きくなった上司に、もう一軒、もう一軒、と誘われるハシゴ酒を断れず、ついつい深酒をキメてしまった挙句泥●。腰砕けで前後不覚の千鳥足状態で、一人で帰る事も出来なくなったのを不憫に思った上司が、タクシーで家まで送ってくれた。玄関先で出迎えてくれた妻は、まさか上司の肩を借りて帰って来ると思ったなかったらしく、驚き応対して帰る上司をお茶でもお礼をと家に招き入れたらしい。そんな事は知らずにぐっすり寝てしまったのだが、何だか妙な夢を見た。その夢は妻と上司が情事にふけっている夢だった。喘ぎ声、肉体のぶつかる音、熱気、妙にリアルな夢は…まさか…。
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